エンベデッドソリューション
…マイコンにフラッシュメモリが搭載されるようになって組込み機器も激変しました。組み込み機器のプログラムの書き換えが容易になり、プログラムの修正や機能追加など柔軟な運用が可能になりました。 サニー技研では、フラッシュマイコンプログラマを1999年から市販製品として販売開始をしています。これまで、マイコン単体書込み用のプログラマから、複数同期書込み可能なプログラマや工場で書込み装置など幅広い製品をリリースしてきました。そのため、サニー技研のフラッシュマイコンプログラマは、組み込み機器開発者だけでなく、マイコン書込み工場、組込み機器工場など、様々な場面でご使用を頂いています。 特にシリアルフラッシュプログラマ《S550-SFWv3》は、スタンドアローンでプログラム書き換えできる機能は好評で、サービスマンが現地の組み込み機器のプログラム書き換えをボタン一つで手軽に実施できるため、世界中で使用されています。 自動車向け車載ECUでも、プログラム書き換え要求が年々高まっています。車載ECU開発途中でのプログラム書き換えだけでなく、自動車にECUが搭載されてからCAN通信経由でのプログラム書き換え、いわゆるリプログラミングと呼ばれる機能は、自動車の安全、安心を守るため非常に重要になってきています。 サニー技研では、車載ECUに搭載されるCANリプログラミングソフトの開発や書き換えツールの開発も手掛けています。 カーメーカ―毎に異なる仕様に合わせたリプログラミングソフトは、マイコンに対する知見だけでなく、CAN通信に対しても高い知見が必要となります。年々高度化するセキュリティ対策など、マイコンと車載通信に強いサニー技研だからこそ強みを発揮できる領域でもあります。 開発知見を市販製品へ展開 サニー技研が提供する評価ボードは、ただ単にマイコンのプログラムを評価するためのものではありません。車載ECU通信評価に必要なCAN/LINインターフェースや、モータ制御のための周辺回路を実装するなど目的に合わせたソリューションキットとなっています。 評価ボードの設計では、ユーザの立場で必要な機能を洗い出し、使いやすいボード開発を心がけています。サニー技研の市販製品は、我々のこれまでの組込み開発実績における開発者目線で見た時に、「本当に役立つツールは何か」「高性能、高機能だけで良いのか」という観点で製品コンセプトを検討してます。…