研究・開発
…平成23年度 戦略的基盤技術高度化支援事業に「レアアースレスモータ制御のためのソフトウェア実装研究」を提案し採択されました。この研究では名古屋工業大学・小坂教授が開発された永久磁石を全く使用しない「巻線界磁形フラックススイッチングモータ」を対象に、モータ制御のためのハードウェア、ソフトウェアそしてモータ制御をすべてハードウェアで実現するためのFPGA IPを開発しました。 またモータ制御の開発支援のために、モータ制御ソフトウェア~マイコンを含めたシステム系をPC上でシミュレーションする仮想化開発システムやモータの電気的特性を模擬するモータ模擬ボード、モータ制御のデバッグのための高速RAMモニタを開発することにより、単にモータ制御ソフトウェア開発をすることにとどまらず、開発のためのプロセスをサポートするための環境構築にも力を入れています。 「巻線界磁形フラックススイッチングモータ」は他のレアアースレスモータとして期待されているSRモータ、SynRモータ、誘導モータ等と比べて、従来の永久磁石式同期モータの制御の延長で制御ができることから、制御アルゴリズムをレアアースレスモータだけでなく、従来の永久磁石式同期モータにも簡単に適用できることがメリットです。 サニー技研はこの研究成果をさらに発展させ、従来モータ、新モータの制御に必要なソフトウェア、IP提供ならびに、仮想システム、モデルの提供、そして評価用ハードウェア、デバッグ用ツールの提供を推進していきます。 主な研究活動 経済産業省 平成23年度戦略的基盤技術高度化支援事業 採択研究…