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第8回 LSI IPデザイン・アワードIP優秀賞受賞

この度、株式会社サニー技研( http://www.sunnygiken.jp/ )、
株式会社ヴィッツ(http://www.witz-inc.co.jp/ )、
名古屋大学 情報科学研究所(http://www.ertl.jp/ )
が共同で研究・開発した「オープンソース FlexRay通信:TimeTriggered OS(TT-OS)とFlexRay通信ミドルウェア」が、第8回 LSI IPデザイン・アワード、 企業部門での最高の賞であるIP優秀賞を受賞いたしました。

http://techon.nikkeibp.co.jp/LOC/IPA/news/article/20060531.html

 

■受賞論文

タイトル オープンソース FlexRay通信:TimeTriggered OS(TT-OS)とFlexRay通信ミドルウェア
技術分野 車両用次世代通信、タイムトリガ型リアルタイムOS
応募者 服部博行、大西秀一、森川聡久、片岡歩、中村和彦、中村俊夫、高田広章
所属機関 株式会社ヴィッツ、株式会社サニー技研、名古屋大学情報科学研究科
ダウンロード IPAwardTTOS.pdf(PDF:206KB)

 

■研究・開発の目的・狙い

近年の自動車制御は、多くのECU (Electronic Control Unit )を用いて、相互に通信等の技術を利用して情報を交換しながらより細密な制御を実現しています。一方で、ECU 間の情報交換を担う通信技術は多様化し、自動車メーカが簡単に接続できず、接続検証に多大な工数を費やしています。また、次世代の車両制御では、現世代の 通信プロトコルを用いた通信では、データ転送量が少なく対応できないとの試算がされています。弊社は、この事実を解決するために、次世代通信として最も有 力とされているFlexRay 通信用のミドルウェアを開発し、オープンソースとして公開することにより、データ転送量や接続性を高め技術的な課題を解決するとともに、自動車制御業界へ 貢献することを目的としています。

 

■表彰式

表彰式は2006年5月18日に東京コンファレンスセンター・品川にて行われました。

 

 

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IPアワードについて】

この賞は,システムLSIに使う,独創的で優れたIP(回路やソフトウェアなどの設計資産)の開 発を支援し,半導体産業の活性化を図ることを目的に1998年6月に創設されました。 松下電器産業(株),NECエレクトロニクス(株),(株)東芝,(株)ルネサス テクノロジ, 富士通(株),ローム(株),セイコーエプソン(株),(株)メイテック ,ソニー(株), (株)IPTC ,日本政策投資銀行,日経BP社などのご協力を得て,IPアワード運営委員会が運営しています。 http://techon.nikkeibp.co.jp/award/

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