S3062PT-CPE FAQ

S3062PT-CPE FAQ

Frequently Asked Question(よくいただくご質問)です。



Q1: P0, P2をポート出力に設定した時、ターゲット基板のVccが5Vにも関わらず、5Vレベルの出力が得られません。

Q2: P1, P3, P4, P5のプルアップ制御レジスタを切るに設定しても、プルアップされているようですが?

Q3: 各ポートのプルアップ制御について詳しく教えて下さい。

Q4: 各ポートのプルアップ抵抗の値はどれぐらいですか?

Q5: DMA動作中にブレークをかけるとエミュレータから応答が返ってこなくなります。

Q6: STOP状態からRUNやSTEP動作させた後、エミュレータが正常に動作しません。

Q7: ルネサス エレクトロニクス製純正エミュレータとの違いを教えて下さい。

Q8: 内蔵クロックでは何MHzで使用可能ですか?

Q9: 発振子基板にはどんな種類がありますか?

Q10: ターゲットボード上のセラミック発振子・水晶発振子ではエミュレータが正しく動作しません。

Q11: メモリー拡張モード時、BCLK(P53)を出力禁止に出来ません。

Q12: 100P6Sを実装するターゲットをデバッグしたいのですが、どうすればよいでしょうか?

Q13: 100P6Qを実装するターゲットをデバッグしたいのですが、どうすればよいでしょうか?

Q14: 128P6Qを実装するターゲットをデバッグしたいのですが、どうすればよいでしょうか?

Q15: ターゲット基板接続時の寸法(部品の高さ制限等)を教えて下さい。

Q16: 128ピンのデバイスを使用していますが、P11~P14の各ポートが機能しません。

Q17: M16C/26のエミュレータとして使用可能ですか?

Q18: コンパクトエミュレータのハードウェアREV番号の見方は?

Q19: 取扱説明書のP.10にはメモリ拡張モードが使用出来ると記載されています。しかし、P.41では、「本製品はシングルチップモード専用エミュレータです」と記載されております。どちらの記載が正しいのでしょうか?

Q20: メモリ拡張モードでプロセッサモードレジスタ1のPM11ビットに‘0’を設定しているのですが、プロテクトレジスタのPRC1ビットが‘1’の状態で、 システムクロック制御レジスタ1のCM11ビットに‘1’を設定すると、A15~A8が固定領域となり4KBのイメージが64KB分続きます。

Q21: メモリ拡張モードでP40~P43をポート機能に設定していますが、ポートとして機能していません。

Q22:メモリ拡張モードで、P44、P46、P47をポート機能に、P45をチップセレクト信号(CS1)に設定していますが、CS1が示す外部領域にアクセスできません。
:メモリ拡張モードでP44をチップセレクト信号(CS0)に、P45~P47をポート機能に設定していますが、P45~P47がポートとして機能していません。

Q23: 80P6Sを実装するターゲットをデバッグしたいのですが、どうすればよいでしょうか?

Q24: ユーザープログラム実行中においてエミュレータデバッガへのどの操作がMCUの動作に影響を与えますか?

Q25: サブクロックを使用する際の注意事項はありますか?

Q26: S3062PT-CPE同梱のCコンパイラ(M3T-NC30WAエントリー版)は、ルネサスから出ている正規のNC30WAと比較してどのような差異がありますか?

Q27: S3062PT-CPE本体とS3062PT-CPE-2本体の見分け方を教えてください。



Q1: P0, P2をポート出力に設定した時、ターゲット基板のVccが5Vにも関わらず、5Vレベルの出力が得られません。

A1: P0, P2はエミュレート機能を別途カスタムチップにて制御しているため、実チップに比べて5V時では低い電圧となってしまいます。詳細特性は取扱説明の4章.仕様のDC特性、を参照して下さい。



Q2: P1, P3, P4, P5のプルアップ制御レジスタを切るに設定しても、プルアップされているようですが?

A2: P1,P3,P4,P5には強制的にプルアップ抵抗が接続される仕様となっております。プルアップ制御レジスタを変更してもプルアップ抵抗が入ったままとなります。



Q3: 各ポートのプルアップ制御について詳しく教えて下さい。

A3: P0~P5, P10については、エミュレート機能をカスタムチップにより実現しており、実チップとはプルアップ制御機能が異なっております。また、H/Wバージョンによっても違いがあります。


REV2, REV3の場合

P0,P2,P10はポート方向が入力の場合、プルアップ制御レジスタ によるプルアップ制御が可能となっています。但し、ADグループ選択を行った場合、そのポートのみ強制的にプルアップが解除されます。また方向レジスタナ 1つのポートを出力に切り替えると、そのポートに関係するプルアップ制御グループ全てのプルアップが解除されます。P1,P3~P5は入出力に関係なく、強制的にプルアップ抵抗が接続されており、プルアップ制御レジスタによる制御は出来ません。メモリ拡張モード時のバスや制御信号においても同じです。その他のポートは、実チップと同等です。


REV4以降の場合

P10はポート方向レジスタに関係なく、プルアップ制御レジスタによるプルアップ制御が入ります。但し、AD入力選択を行った場合、ADグループ選択されたポートのみ強制的にプルアップが解除されます。P0~P5には入出力に関係なく、強制的にプルアップ抵抗が接続されており、プルアップ制御レジスタによる制御は出来ません。メモリ拡張モード時のバスや制御信号においても同じです。その他のポートは、実チップと同等です。



Q4: 各ポートのプルアップ抵抗の値はどれぐらいですか?

A4: ハードウェアのREVにより接続される抵抗が一部異なります。


REV2,REV3の場合

P0,P2,P10は51KΩ
P1,P3~P5は510KΩ
その他のポートは実チップと同等です。


REV4以降の場合

P0~P5,P10は510KΩ
その他のポートは実チップと同等です。



Q5: DMA動作中にブレークをかけるとエミュレータから応答が返ってこなくなります。

A5: REV2のハードウェアの問題です。REV3以降では発生しません。REV2のハードウェアをご使用のお客様は、DMAが停止した状態でブレークをかけるようにしてください。



Q6: STOP状態からRUNやSTEP動作させた後、エミュレータが正常に動作しません。

A6: エミュレータがSTOP状態で、かつDMAが動作している場合に、続行のためRUNをさせたり、STEP動作をさせると正常に動作できない場合がありま す。この場合、ソフトウェアブレーク及びSTEP動作を使用せずに、ハードウェアブレークだけでデバッグを行ったり、DMAを強制的に停止させる等の処置 により回避できます。



Q7: ルネサス エレクトロニクス製純正エミュレータとの違いを教えて下さい。

A7: 別途、機能比較表を用意しています。

こちら (《S3062PT-CPE》相違表: TECCP001-A(11KB)[2003/11/28])を参照して下さい。



Q8: 内蔵クロックでは何MHzで使用可能ですか?

A8: エミュレータ内部に6MHzのセラロックを搭載しております。
M16C/62PのPLL制御機能と組み合わせて、6MHz(PLL逓倍なし)、12MHz(PLL2逓倍)、24MHz(PLL4逓倍)にて使用可能で す。PLLの設定はお客様のプログラムで制御していただく必要がございます。詳細についてはM16C/62Pのデータブックをご参照願います。その他の周 波数にてご使用になりたい場合は、別売の発振子基板をご購入いただければご使用可能です。



Q9: 発振子基板にはどんな種類がありますか?

A9: 発振子基板には以下の製品(周波数)を用意しています。

  • 発振子基板 4MHz  S30830T-OSC1-4
  • 発振子基板 8MHz  S30830T-OSC1-8
  • 発振子基板 10MHz  S30830T-OSC1-10
  • 発振子基板 16MHz  S30830T-OSC1-16

その他の周波数につきましては、弊社営業部までお問合せください。



Q10: ターゲットボード上のセラミック発振子・水晶発振子ではエミュレータが正しく動作しません。

A10: エミュレータはXIN/XOUTを使用した発振機能には対応しておりません。エミュレータ内蔵クロックもしくは発振子基板からのクロック入力としてくださ い。またどうしてもターゲットボードからクロック供給が必要な場合は、別途発振器からの出力をXINに入れるようにして下さい。



Q11: メモリー拡張モード時、BCLK(P53)を出力禁止に出来ません。

A11: BCLKの出力禁止機能がございません。メモリ拡張モード時、常時BCLK出力となります。



Q12: 100P6Sを実装するターゲットをデバッグしたいのですが、どうすればよいでしょうか?

A12: LCCソケットをターゲットボード上に実装することにより、製品付属のパッケージ変換ユニット(S30830T-PTC1)がご使用可能です。



Q13: 100P6Qを実装するターゲットをデバッグしたいのですが、どうすればよいでしょうか?

A13: ルネサス エレクトロニクス製 パッケージ変換基板M3T-F160-100NSDをご使用ください。



Q14: 128P6Qを実装するターゲットをデバッグしたいのですが、どうすればよいでしょうか?

A14: ルネサス エレクトロニクス製パッケージ変換基板M3T-F160-128NRDをご使用ください。



Q15: ターゲット基板接続時の寸法(部品の高さ制限等)を教えて下さい。

A15: 《S3062PT-CPE》 取扱説明書の4章4.エミュレータ寸法図を参照して下さい。
取扱説明書は《S3062PT-CPE》サポートより、最新版をダウンロードすることができます。



Q16: 128ピンのデバイスを使用していますが、P11~P14の各ポートが機能しません。

A16: プルアップ制御レジスタ3(PUR3)の「P11~P14有効化ビット」(PU37)を‘1’にすると使用可能になります。



Q17: M16C/26のエミュレータとして使用可能ですか?

A17: ルネサス エレクトロニクス製パッケージ変換基板M30262T-PTCを使用することにより、一部制限つきでご使用可能です。制限についてはこちら(《S3062PT-CPE》制限事項: TECCP002-B (6KB)[2003/9/3])をご参照ください。



Q18: コンパクトエミュレータのハードウェアREV番号の見方は?

REV番号
A18: 本体裏面のシール、Rev.の横の□内にチェックが入っています。複数チェックが入っている場合、数字の大きい方が製品のREV番号となります。



Q19: 取扱説明書のP.10にはメモリ拡張モードが使用出来ると記載されています。しかし、P.41では、「本製品はシングルチップモード専用エミュレータです」と記載されております。どちらの記載が正しいのでしょうか?

A19: P.41の誤記です。

誤)「本製品はシングルチップモード専用エミュレータです」

正)「本製品はマイクロプロセッサーモードには対応しておりません」

本内容は取扱説明書第5版では修正されております。



Q20: メモリ拡張モードでプロセッサモードレジスタ1のPM11ビットに‘0’を設定しているのですが、プロテクトレジスタのPRC1ビットが‘1’の状態で、 システムクロック制御レジスタ1のCM11ビットに‘1’を設定すると、A15~A8が固定領域となり4KBのイメージが64KB分続きます。

A20: メモリ拡張モードで且つPRC1ビットが”1″の状態のときに、SFR領域の奇数アドレスのビット1へは、書き込みしないようにしてください。書き込みする必要がある場合は、書き込みした後にPM11ビットを再設定してください。
この問題は、REV6以降のハードウェアでは発生しません。



Q21: メモリ拡張モードでP40~P43をポート機能に設定していますが、ポートとして機能していません。

A21: メモリー拡張モードのとき、P34~P37、P40~P43は、ポート機能として動作しません。この問題は、REV7以降のハードウェアでは発生しません。ご使用上、不都合が生じる場合は、弊社営業部 こちらまでお問合せください。



Q22:メモリ拡張モードで、P44、P46、P47をポート機能に、P45をチップセレクト信号(CS1)に設定していますが、CS1が示す外部領域にアクセスできません。
:メモリ拡張モードでP44をチップセレクト信号(CS0)に、P45~P47をポート機能に設定していますが、P45~P47がポートとして機能していません。

A22: メモリー拡張モードのとき、REV8以前のS3062PT-CPEハードウェアでは、P44~P47の全端子の機能をポート機能とするか、チップセレクト 信号となるようにしか設定できなくなっております。(CS0をどちらに設定するかによりP44~P47の機能が決定します。)
この問題は、REV8以降のハードウェアでは発生しません。ご使用上、不都合が生じる場合は、弊社営業部?こちらまでお問合せください。



Q23: 80P6Sを実装するターゲットをデバッグしたいのですが、どうすればよいでしょうか?

A23: ルネサス エレクトロニクス製 パッケージ変換基板 M3062PT-80FPBをご使用ください。



Q24: ユーザープログラム実行中においてエミュレータデバッガへのどの操作がMCUの動作に影響を与えますか?

A24:

  1. メモリ、ダンプウインドウの操作及びスクロール
    操作を行うことによりユーザープログラムは一時中断されリアルタイム性は保証されなくなります。
  2. リアルタイムRAMモニタの表示及び操作、スクロール
    操作を行ってもユーザープログラムは中断されません。リアルタイム性は保証されます。
  3. ソースウィンドウの表示
    ソース表示時の操作はリアルタイム性に影響を与えません。逆アセンブル表示およびMIX表示時に、ウィンドウのスクロール操作を行った場合にはユーザープログラムが一時中断されリアルタイム性は保証されなくなります。
  4. ソースウィンドウでのマウスカーソル位置のRAMのチップ表示
    チップ表示のデータ取得はユーザープログラムを一時中断させて行います。このため、ユーザープログラムのリアルタイム性は保証されません。リアルタイム性が要求される場合は、変数上にカーソルを持っていかないでください。
  5. レジスタウインドウの操作
    ユーザープログラム実行中は、実行直前の値を表示しています。また、ユーザープログラム実行中の値の変更はできません。

Q25: サブクロックを使用する際の注意事項はありますか?

A25: S3062PT-CPEのシリアルNo.がSN002303~SN002454のものには制限事項がございます。
詳細につきましてはルネサス エレクトロニクス社Webサイト
M16Cテクニカルニュース[M16Cファミリ サブクロックを使用する時の注意事項(PDF)]をご覧ください。



Q26: S3062PT-CPE同梱のCコンパイラ(M3T-NC30WAエントリー版)は、ルネサスから出ている正規のNC30WAと比較してどのような差異がありますか?

A26: M16C/62P用コンパクトエミュレータS3062PT-CPEに同梱しておりますCコンパイラ(M3T-NC30WAエントリー版)は、機能的にはほ ぼルネサス エレクトロニクス社の正規NC30WAと同等のものを持っておりますが、以下の点で制限がございます。

  1. ルネサス エレクトロニクスのサポート対象外・無保証製品
  2. プログラムの記述(一部の予約語にアンダースコア”_”が必要)
  3. Cコンパイルオプション(特に最適化、生成コード)
  4. アセンブラオプション
  5. ソフトウェア(STKビューワなどが使用できない)
  6. ユーティリティ(utl30が使用できない)
  7. 統合環境(TM)(インスペクタ機能が使用できない、ライブラリプロジェクトが作成できない)

Q27: S3062PT-CPE本体とS3062PT-CPE-2本体の見分け方を教えてください。

A27: 製品本体REV番号でご確認ください。

  • Rev.1~Rev.A :S3062PT-CPE(内部ROM384K版)
  • Rev.B 以降:S3062PT-CPE-2(内部ROM512K 版)

本体REV番号についてはQ18をご覧ください。