S810-CLG2 FAQ

S810-CLG2 FAQ

Frequently Asked Question(よくいただくご質問)、現在判明している問題です。



Q1: 付属サンプルプログラムはLINのどのRev.に対応していますか?

Q2: 《S810-CLG2》には何が同梱されていますか? また同梱品以外で開発に必要なものを教えてください。

Q3: 付属サンプルプログラムの詳細を教えてください。またユーザ側で編集可能ですか?

Q4: 同梱品C コンパイラ(NC30WAエントリー版)と正規品との違い(制限事項)を教えてください。

Q5: スレーブとして動作させることは可能ですか?

Q6: 《S810-CLG1》との違いを教えてください。

Q7: ルネサス エレクトロニクス製 USB Flash Writer M3A-0665の使用におけるFLASH書き込み/デバッガ(KD30)動作は可能ですか?

Q8:CANの2ch化をさせるには別売のケーブルが必要とありますがそれ以外にハードウェアで必要なものはありますか?

Q9: CAN通信のサンプルプログラムはありますか?

Q10: 同梱のコンパイラ(ルネサス エレクトロニクス製 NC30WAエントリー版)はLINライブラリ製品に使用できますか?

Q11: LIN通信をさせたいのですが、LIN通信を確認するためのスレーブ基板は付属していますか?



Q1: 付属サンプルプログラムはLINのどのRev.に対応していますか?

A1: 付属サンプルプログラムはLIN Rev.1.2/1.3に対応しております。



Q2: 《S810-CLG2》には何が同梱されていますか? また同梱品以外で開発に必要なものを教えてください。

A2: 製品パッケージには、以下のツールが同梱されていますので、ご購入後すぐにアプリケーションプログラムの開発およびデバッグが可能です。

  • ACアダプタ
  • PC接続ケーブル
  • C コンパイラ/アセンブラ(ルネサス エレクトロニクス製 NC30WAエントリー版)
  • リモートデバッガ(ルネサス エレクトロニクス製 KD30)
  • フラッシュメモリ書込みソフト(ルネサス エレクトロニクス製 Flash Starter)

Q3: 付属サンプルプログラムの詳細を教えてください。またユーザ側で編集可能ですか?

A3: 付属サンプルプログラムの詳細は以下となっております。

  • 通信速度:5Kbps
  • スケジュール:1種類固定
  • スロット数:9つのスロットが有効

なお、付属サンプルプログラムはオブジェクトファイル形式で定義されておりますので、編集不可となっております。



Q4: 同梱品C コンパイラ(NC30WAエントリー版)と正規品との違い(制限事項)を教えてください。

A4: 機能的にはほぼルネサス エレクトロニクス社製 正規版NC30WAと同等のものを持っておりますが、以下の点で制限がございます。

  • ルネサス エレクトロニクス様からの技術、Updateサポートを受けられない。
  • 正規品と比べCコンパイルオプション(特に最適化、生成コード)アセンブラオプション、ユーティリティ、統合環境からの使用に制限がある。

Q5: スレーブとして動作させることは可能ですか?

A5: LINバスの負荷抵抗をスレーブ用に置き換えることでスレーブ基板としてご使用いただけますが、VBAT端子にDC+12Vの供給を禁止していただく必要がございます。ジャンパ(JP2)で設定が可能です。
なお、基板改造はお客様の責任において行っていただくことになります。ご了承下さい。



Q6: 《S810-CLG1》との違いを教えてください。

A6: 従来の《S810-CLG1》からは、MCUがM16C/6N0(M16C/6NA)からM16C/6N4になったことが大きな相違点です。この相違についてはルネサス エレクトロニクス社のウェブサイトに記載されておりますので、そちらをご参照ください。

M16C/6NAとM16C/6N4の相違点

また、付属サンプルプログラム(LIN通信)については《S810-CLG1》と同じものを使用しておりますが、次のソフトウェアはM16C/6N4対応のため、内容を変更しておりますのでご注意ください。

※KD30リモートデバッガ
MCUに書き込むモニタプログラムがM16C/6N4対応としてmon_uart.mot→mon_uart_xin.motに変更となっております。



Q7: ルネサス エレクトロニクス製 USB Flash Writer M3A-0665の使用におけるFLASH書き込み/デバッガ(KD30)動作は可能ですか?

A7: はい、ご使用いただけます。弊社ではFO-USB V.2.00/KD30 V4.00R1にて動作確認を行っております。



Q8:CANの2ch化をさせるには別売のケーブルが必要とありますがそれ以外にハードウェアで必要なものはありますか?

A8: S810-CLG用ISO11898ケーブル《S810-CLG-EXC1》には、ケーブルの他にテストピンが4個が付属いたします。お客様にて、このテストピンを《S810-CLG2》の拡張ポートエリアに実装(半田付け)していただく必要がございます。



Q9: CAN通信のサンプルプログラムはありますか?

A9: 《S810-CLG2》にはCAN通信のサンプルは付属しておりません。



Q10: 同梱のコンパイラ(ルネサス エレクトロニクス製 NC30WAエントリー版)はLINライブラリ製品に使用できますか?

A10: NC30WAエントリー版は弊社LINライブラリにはご使用いただけません。正規版をご使用下さい。対応コンパイラについては各LINライブラリ製品情報をご覧下さい。



Q11: LIN通信をさせたいのですが、LIN通信を確認するためのスレーブ基板は付属していますか?

A11: スレーブ基板は付属しておりません。

以下の製品がスレーブ基板としてご使用頂けます。

  • R8C/Tinyマイコン搭載のCAN/LINゲートウェイ基板《S810-CLG/Tiny》
  • M16Cマイコン搭載のCAN/LINゲートウェイ基板《S810-CLG3》
  • MicroPecker Lin Analyzer《S810-MP-A2》(スレーブシミュレーション機能)

なお、《S810-CLG2》もスレーブ基板としてご使用頂くことは可能ですが、基板改造が必要となります(詳細は「Q5: スレーブとして動作させることは可能ですか?」を参照してください)。