2014年03月28日
サニー技研が参加するATK2コンソーシアム型共同研究の2013年度成果物がTOPPERSプロジェクトから公開されました。
こちらはAUTOSAR仕様をベースとした次世代の車載システム向けソフトウェアプラットフォームの共同研究で、名古屋大学 大学院情報科学研究科 付属組込みシステム研究センター(NCES)と13社の企業から研究者、技術者が参加したコンソーシアム型共同研究です。
サニー技研は共同研究が始まった2011年度から参加しています。
TOPPERSプロジェクトから配布を開始するソフトウェアプラットフォームは、以下のソフトウェアで構成されます。
TOPPERS/ATK2(AuTomotive Kernel version 2 の略)
- AUTOSAR OS仕様をベースに開発したリアルタイムカーネル
- 2013年1月から無償配布しているものの最新版
TOPPERS/A-COMSTACK(Automotive Communication Stack の略)
- AUTOSAR仕様をベースに開発したCAN通信スタックで、以下のソフトウェアで構成される(:の右はベースとしたAUTOSAR仕様)
- TOPPERS/A-COM:AUTOSAR COM(Communication)仕様
- TOPPERS/A-PDUR:AUTOSAR PDUR(PDU Router)仕様
- TOPPERA/A-CANIF:AUTOSAR CANIF(CAN Interface)仕様
- TOPPERS/A-CAN:AUTOSAR CAN(CAN Driver)仕様
TOPPERS/A-RTEGEN(Automotive Runtime Environment Generator の略)
- AUTOSAR RTE 仕様をベースに開発した RTE(Runtime Environment)ジェネレータ
サニー技研では、2013年度の成果として、A-COMSTACKの開発に参加をしています。
詳しくは、NCESとTOPPERSプロジェクトからの発表をご覧ください。