2019年06月07日
この度、中小企業庁の令和元年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)の採択結果が発表され、公募申請304件、採択137件の中から、当社の研究計画が採択されました。
本研究では、公立大学法人兵庫県立大学の事業管理機関のもと、量子機械学習による製造装置の故障予兆を検知する安価・軽量なエッジコンピューティング開発を目的とした3カ年の事業となる予定です。
研究開発の概要
研究開発計画名
製造装置の故障予兆を安価・軽量に検知する量子機械学習エッジコンピューティングの開発
研究概要
国内工場は、長期間使用された製造装置を抱える工場が多く、故障による生産損失金額も大きいことから、装置故障の予知保全が切望されている。この製造装置にセンサーを取り付けて情報を収集し、従来の機械学習に量子計算を組み入れた量子機械学習とブロック学習型自己組織化マップとを融合することにより異常予兆を検知する安価・軽量なエッジコンピューティングを開発する。
サポイン事業とは
戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)は、「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」に関する支援策の一環として、同法に基づき「特定研究開発等計画」の認定を受けた中小企業者等が産学官連携などにより、ものづくり基盤技術の高度化を図るための研究開発、試作品開発及び販路開拓等の取組を促進することを目的として行うものです。
戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)ついては、下記のWebサイトをご参照ください。
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2019/190604mono.htm