S810-LAS V3.12 製品情報

S810-LASロゴ S810-LAS

「超小型LINアナライザ 《S810-LAS》」は、LIN通信のモニタリング、マスターシミュレート、スレーブシミュレート機能を持った小型軽量のLINアナライザで、Windowsパソコンに接続してお使いいただけます。

LIN Analyzer《S810-LAS》は、使用部品の生産中止に伴い、2013年3月末で販売を終了させていただきました。長らくご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

今後は、後継製品として MicroPecker LIN Analyzer《S810-MP-A2》をご利用頂きますよう、御願い申し上げます(製品情報はこちらをご覧ください)。

また、《S810-MP-A2》と《S810-LAS》の機能比較表もご覧頂けます。
LINバスアナライザ機能比較表 LIN_SpecCompare.pdf (70KB)[2012.10.1]

 


LIN Analyzer 《S810-LAS》V3.12のご案内

《S810-LAS》V3.12は、 LIN Rev2.0, 1.3/1.2に対応したLIN Analyzerです。LIN Rev2.0対応により、《S810-LAS》V2.05から数多くの機能を強化しました。また、切替機能により、LIN Rev1.3/1.2対応としてもご使用頂けます。

V2.05より以下の機能が追加されております。


LIN Revisionの選択

  • 起動時に表示されるダイアログにより、Revision 2.0, 1.3/1.2 の切り換えが可能です。

モニタ機能強化

  • ID固定表示、リアルタイム表示、Node別表示が可能です。検出したNode毎にソートし、リアルタイムに表示します。
    V3.10より、ID固定表示を別ウィンドウで表示します。

キャプチャ機能を追加

  • モニタ表示から最新500メッセージを別ウィンドウに表示することができます。

モニタレコード検索機能を追加

  • モニタウィンドウのレコードを検索します。ID、bit/byteデータ、エラーフレームの検索が可能です。


    LAS レコード検索画面

タイムスタンプ切り替えが可能

  • モニタウィンドウ、キャプチャウィンドウのレコードのタイムスタンプを「絶対時間表示」から選択されたレコードを基準とする「相対時間表示」に切り替える事ができます。


    LAS タイムレコード画面

フレーム識別表示が可能

  • モニタレコードに表示する際、任意の4フレームに色をつけて表示することができます。


    LAS フレーム識別画面


マスターシミュレート機能の強化

  • スケジュールを1~16個定義して、送信中に切り換えることができます。
  • 各スケジュールは1~32個のメッセージを定義可能。 (定義したメッセージを順番に送信します。)
  • 各メッセージ間の間隔を任意に設定可能です。(1ms~65535ms)
  • 各メッセージは送信中に内容を任意に変更することができます。
  • 各メッセージを定義ファイルから読み込んだ内容で一定周期、 またはキーボードのキーによるトリガーで変更することができます。
  • メッセージとしてWAKEUPやSLEEPだけでなく、エラーフレームも選択することが できます。エラーフレームはParityエラー、CheckSumエラー、ShortMessageエラー、SynchBreakエラー、SynchFieldエラーから選択可能です。
  • 割り込み送信機能により、任意のタイミングであらかじめ定義されたデータを 送出可能。定義データは固定データだけでなく定義ファイルで作成したものも対応可能


    LAS マスタシュミレート画面


スレーブシミュレート機能の強化

  • 16個のIDに対して応答送信するシミュレートデータを定義することができます。
  • マスターシミュレートと同様に、各メッセージは送信中に内容を変更、 また定義ファイルを用いて変更することもできます。
  • メッセージとしてエラーフレームも選択可能、エラーフレームにはCheckSumエラー、ShortMessageエラーから選択可能です。
  • WAKEUPを任意のタイミングで送出することができます。


    LASスレーブシュミレート画面


ログファイルからシミュレート用の定義ファイル作成が可能

  • ログファイル中から任意のIDのフレームのみ抽出して定義ファイルを 生成することができます。
  • 直接ダイアログ中にて、エディット、フォーマットチェック可能です。


    LASパターン


フレームのフィールド間のビット調整が可能

  • SynchField-IdentField間、In-frame response space、 Interbyte spaceを0~60ビットで設定することができます。
  • (LIN仕様による)フレームの最大長以上になる場合、警告メッセージを表示します。


    LASフレーム


ID、チェックサムタイプの定義が可能

  • ID 0x00~0x3dに対して、それぞれのデータ数定義を0~8の範囲で任意に設定することが出来ます。 また、LIN Rev2.0選択時はチェックサムタイプをClassic, Enhancedの2種類から選択することが出来ます。


    Checksum選択


Synch Break幅測定が可能

  • 受信したSynchBreakの幅(ビット数)を10進数で表示します。

LINバス上のボーレートの測定機能を追加

  • LINバス上で実際のボーレートを測定し表示します。


    ボーレート表示


LDF読み込み機能を追加

  • LIN仕様に準拠したLDFを読み込み、設定に反映させることが出来ます。
    下記定義項目が含まれているLDFをご使用下さい。
  1. LIN description file definition
  2. Node definition
  3. Signal definition
  4. Frame definition
  5. Additional information(Signal encoding type definition)
  6. Additional information(Signal representation definition)

シグナル表示機能を追加

  • 読み込んだLDFのシグナル情報を表示させることが出来ます。


    シグナル情報表示


リアルタイムロギング

  • 通信ログをテキストファイルとして、 取りこぼすことなくハードディスクへ保存することができます。
    ロギング実行の度に新しいログファイルを作成します(ナンバリング機能)。

小型軽量、電源不要

  • アナライザ本体はクレジットカードの1/2サイズと軽量で、 電源はパソコンのUSBポートから供給しますので、 ノートパソコンと組合せることにより、屋外でも使用することができます。

Windows2000/XP/7(32bit)

  • LIN通信のモニタ、HDDへのロギング、シミュレーション、その他制御は、 すべてパソコンから行えます。
    パソコンの制御は、解りやすいGUI(グラフィカルユーザインタフェース)になっています。
  • GUIソフトウェアは、Windows2000、WindowsXP、Windows7(32bit)に対応しています。

オールインワン構成

  • 本製品には、LINアナライザ本体、Windows上で動作するアプリケーション ソフトウェア、USBドライバーソフトウェア、パソコンと本体を接続するUSBケーブル、LINバスとアナライザを接続するLINケーブルが、すべて同梱されていますので、 USB対応のパソコンをご用意いただくだけで、すぐにお使いいただけます。


仕様

  • モデル:《S810-LAS》
  • パソコンI/F:USB
  • 電源:PCのUSBポートより供給 (ただし本体電源のみ。LINバスのVBATは供給しません)
  • 外形寸法/重量:約64(W)×13(H)×47(D)mm(突起部含まず)/ 約45g (ケーブル含まず)
  • 主な付属品:PC接続用USBケーブル、LINケーブル(プローブタイプ)、 制御ソフトウェア(Windows対応)、取扱説明書
  • LIN通信速度(bps):500,1K,5K,10K,15K,20K,25K,600,1200,2400, 4800,9600,14400,19200

LAS

●他社製品名は各社の商標もしくは登録商標です。

●改良などの為、予告なく掲載事項を変更させて頂く場合がありますので、あらかじめご了承下さい。


サポート・FAQ

※システムソフトウェア、バージョンアップ、FAQについては、《S810-LAS》サポートページをご覧下さい。


お問合わせ

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