MicroPeckerX本体に通信モニタ機能のみを付与した簡易モデルです。
フルライセンスのセット品と比較すると1/2の価格で導入が可能です。
MicroPeckerXをユーザ作成アプリケーションと組み合わせたカスタムツールとしてのご使用や通信バスモニタのみの用途でのご使用に最適です。
MicroPeckerXインターフェースモデルとは
MicroPeckerXインターフェースモデルは、従来のMicroPeckerX CAN-FD Analyzerをハードとソフトに分離して、
MicroPeckerX本体をCAN通信/CAN FD通信のインターフェース用機器としてユーザが選択できるようになったモデルです。
MicroPeckerXは標準GUIの機能を全て使えるフルライセンスモデルの他にユーザ向けサービスを展開しています。
MicroPeckerXアプリケーション開発ライブラリでは、Windows版の他、Linux版を追加。
さらにMicroPeckerX用Linux SocketCANドライバを活用して、LinuxアプリケーションからのCAN通信/CAN FD通信の利用が可能になりました。
このような製品展開から、MicroPeckerX CAN-FD Analyzer付属の標準GUIアプリケーションが不要なユーザ向けに
MicroPeckerX本体を単体でご購入できるプランがMicroPeckerX インターフェースモデル《S810-MX-HW1》になります。
また、CAN通信/CAN FD通信のバスモニタリングの機能が利用できるモデルになっていますので、ノードシミュレーション等の高度な機能が不要なユーザにとっても導入がしやすくなりました。
フルライセンスモデルと比較して導入コストは1/2、ユーザの環境に合わせて製品をご検討いただけます。
製品特長
ユーザカスタマイズアプリケーションへインターフェース機器として活用
MicroPeckerX本体をCAN通信、CAN FD通信のインターフェース機器として活用するために、
ユーザがCAN通信、CAN FD通信を使ったアプリケーションを自由に開発できるライブラリや、
Linux環境で使用できるドライバやライブラリを無償でダウンロード提供しています。
MicroPeckerX CAN-FD Analyzer付属の標準GUIを使用しない独自の環境を構築するユーザには、ソフトとハードを分離したインターフェースモデルは導入しやすい価格設定になっています。
MicroPeckerXモニタライセンスが付属
MicroPeckerX CAN-FD Analyzerインターフェースモデルでは、標準GUIのモニタライセンスが付属しています。
モニタライセンスでは、CAN通信/CAN FD通信のモニタ、フィルタ機能に加えてログ機能が使用できます。
フルライセンス版へのバージョンアップが可能
MicroPeckerX CAN-FD Analyzerソフトウェアライセンス《S810-MX-SW1》をご購入いただくことで、MicroPeckerX の標準GUIの機能をフルにご使用いただけるようになります。
CAN通信/CAN FD通信のノードシミュレーションや、メッセージの解析機能が追加されます。
製品仕様
MicroPeckerX本体仕様
◆接続インターフェース
名称 | MicroPeckerX CAN-FD Analyzer | |
ホスト動作環境[*1] | 対応OS[*2] | Windows 11(64bit), Windows 10(64bit), Windows 8.1(64bit) |
ホストインターフェイス | USB 2.0 High Speed(480Mbps) | |
電源 | USB Bus Power(5V、300mA) | |
寸法[*3] | 65(W)×35(D)×16(H)mm | |
重量 | 45g |
設定して下さい。
[*2]:仮想環境での動作は未サポートです。
[*3]:寸法には、接続端子の突起部は含まれておりません。
MicroPeckerX 本体・Dsub端子詳細
Pin | Function |
1 | CAN Lo(CH1) |
2 | CAN Lo(CH0) |
3 | GND |
4 | Not Connected |
5 | Not Connected |
6 | GND |
7 | CAN Hi(CH0) |
8 | CAN Hi(CH1) |
9 | Not Connected |
機能仕様(モニタライセンス)
CAN / CAN FDインターフェース | 2ch | |
対応チャンネル数 | 2ch/1台、最大8ch(本体4台)までの同時接続可能 | |
マルチチャンネル同期機能 | モニタタイムスタンプ同期 | 最大8ch(本体4台)間のモニタデータ時刻同期 |
通信設定 | プロトコル | CAN / CAN FD 選択可能 |
通信ボーレート:アービトレーションフェーズ | 簡易設定では、以下の4種類が選択可能 125kbps / 250kbps / 500kbps / 1Mbps 詳細設定では、プリスケーラや各セグメントの設定により、フレキシブルな設定が可能 |
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通信ボーレート:データフェーズ | 簡易設定では、以下の6種類が選択可能 125kbps / 250kbps / 500kbps / 1Mbps / 2Mbps / 5Mbps 詳細設定では、プリスケーラや各セグメントの設定により、フレキシブルな設定が可能 |
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モニタ機能 | タイムスタンプ分解 | 1μs |
ロギング可能容量 | ロギング先のディスクの容量に依存 | |
トリガモード | フリーラン、開始トリガ、終了トリガ | |
トリガ条件 | 指定ログ検出、キー入力 | |
ロギング出力先 | ファイル、ハードディスク内 | |
ロギング書式 | テキスト形式(CSV)、16進数出力 |
製品ラインナップ
製品名 | 製品型番 | 製品形態 | 付属品 |
MicroPeckerX インターフェースモデル | S810-MX-HW1 | ハードウェア | ・MicroPeckerX本体 ・モニタライセンス |
MicroPeckerX CAN-FD Analyzerソフトウェアライセンス | S810-MX-SW1 | ソフトウェア | ・標準GUIソフトウェアのフルライセンス |
MicroPeckerX CAN-FD Analyzer CB1 Package | S810-MX-FD1-A | セット製品 | ・MicroPeckerX本体 ・CAN 1CH クリップケーブル ・標準GUIソフトウェアフルライセンス |
MicroPeckerX CAN-FD Analyzer CB2 Package | S810-MX-FD1-B | セット製品 | ・MicroPeckerX本体 ・CAN 2CH Dsubケーブル ・標準GUIソフトウェアフルライセンス |
MicroPeckerXメッセージ認証機能プラグイン年間ライセンス | S810-MX-PM1-Y | 有償プラグイン | ・メッセージ認証機能プラグインライセンス |
MicroPeckerXメッセージ認証機能プラグイン永久ライセンス | S810-MX-PM1-E | 有償プラグイン | ・メッセージ認証機能プラグインライセンス |
MicroPeckerX CAN-FDアプリケーション開発ライブラリ | S810-MX-ADL1N | Windows版 制御API群 | 無償ダウンロード |
MicroPeckerX CAN-FDアプリケーション開発ライブラリ for Linux | S810-MX-ADL1L | Linux版 制御API群 | 無償ダウンロード |
MicroPeckerX SocketCAN Driver | S810-MX-SKTCD | MicroPeckerX用SocketCANドライバ | 無償ダウンロード |
CAN 1CHクリップケーブル | S810-MX-CB1 | 付属品 | ICクリップケーブル |
CAN 2CH Dsubケーブル | S810-MX-CB2 | 付属品 | 2CH分岐Dsubケーブル |