Next Generation Networks

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近年、EV/HEV/PHV、そして次世代の自動車として期待されているFCVなどのエコカーの普及や、先進運転支援システム(ADAS)の取り組みなどにより、自動車の電子制御化がさらに加速しています。

自動車1台あたりに搭載されるECUも増加しており、ECU間で伝送されるデータ量も激増しています。
また、ADASの実現には、データ伝送速度の向上や、リアルタイム性が求められています。

そのような中で、現在、自動車業界から期待されている通信規格を2つご紹介します。


■CAN FD
CAN FD(CAN with Flexible Data Rate)は、Robert Bosch社が開発したCANプロトコルです。
従来のCANよりも、大容量のデータ伝送が可能となっています。
CANとの主な違いを以下に示します。

 ・データ長を8バイトから64バイトへ拡張
 ・データ伝送速度の向上(1Mbps以上)

現状のCANでは、通信量の増加のため、高トラフィックによる帯域不足、複数バス化によるコスト増などが課題となっています。
これらの課題は、CAN FDを使用することで解決できると期待されています。

サニー技研では、いち早く CAN FDを導入するための評価基板を自社で開発し、今夏販売を開始する予定です。
今後、CAN/LIN/FlexRay通信等で培われた確かな技術によりCAN FDミドルウェア、CAN FDアナライザなど次世代通信のソリューションをお客様に順次ご提供していくことを計画中です。


■車載Ethernet
近年、自動車業界では、車載ネットワークにもEthernetを利用する取り組みが活発になってきています。

民生、産業で成長してきたEthernet技術を車載ネットワークに適用することで、通信速度の高速化が期待されています。
しかし、民生・産業で成長してきたEthernetを自動車に利用するためには、解決しないといけない多くの課題があります。

すでに、一部の自動車メーカーでは、故障診断システム(OBD:On Board Diagnostics)や、周辺監視カメラ用の伝送路に車載Ethernetを導入していますが、さらにクリティカルな領域にリアルタイム性、信頼性、環境性能だけでなく、機能安全(ISO26262)、セキュリティーへの考慮も必要になってきます。

そのため、
AUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture)や
OPEN Alliance Sig(One-Pair Ether-Net Special Interest Group )や
JASPAR(Japan Automotive Software Platform and Architecture)などで
課題解決に向けた取り組みが開始されています。

その一例として車載分野では従来のEthernetの他、Ethernet AVBの車載への導入が期待されています。
時間保障・帯域保障・タイミング保障をする技術を有するEthernet AVBは、確定的かつ安全な通信が求められる次世代の車載ネットワークとして有望視されています。

サニー技研は、これまでのCAN、LIN、FlexRayの車載ネットワーク分野で培ってきた技術、ノウハウを車載Ethernetでも生かせるよう、取り組みを開始しています。
車載ネットワークの未来を皆様にご提供できるよう、次世代の技術開発に取り組んでいきます。

 

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