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車載Ethernet,セキュリティの次世代車載通信に向けたCioRy機能強化に着手

株式会社サニー技研(本社:兵庫県伊丹市、代表取締役社長:中村和彦、以下、当社)は、AUTOSAR準拠オールインワンフレームワークCioRy(※1)製品の次世代車載通信に向けた機能強化に着手します。

CioRyは、小型マイコンや特殊用途向けにAUTOSAR仕様の機能を絞り込んで最適化したSPF(※2)として、車載ECUの通信ソフトウェアの用途で自動車メーカーや部品サプライヤーのお客様にご利用いただいています。

大きな変革期にある自動車開発は、電子制御を支える車載ネットワークにおいても様々な技術の導入が進んでおり、車載通信の高速化、大量データの伝送化、セキュリティ対応やOTAなど、「つながる」技術がますます重要になっています。このような環境の中、CioRyの用途としても、車載Ethernetやセキュリティ制御のソフトウェア要求が高まってきております。

当社は、これらのご要求にお応えするため、APTJ株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役会長:高田広章)から改変権ならびに販売権付きJulinar(※3)ライセンスを取得するとともに、「CioRy SPF」技術と「Julinar SPF」技術の融合により、CioRy製品・サービスのさらなる価値提供に取り組んでまいります。

新たな機能を備えたCioRy製品につきましては、詳細な内容が決まり次第、改めてご案内を予定しております。

(※1) CAN/CANFD/LIN/CXPIの車載通信に特化した小型マイコン向けSPF製品
(※2) SPFはSoftware PlatFormの略称、計算機システムの中でアプリケーションソフトウェアを実行するための基盤となるソフトウェア
(※3) AUTOSAR Classic Platform R4.2.2.に準拠したAPTJ社が開発したAUTOSAR SPF製品