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APTJ製AUTOSAR仕様準拠「Julinar SPF」の先行販売を開始

株式会社サニー技研は、APTJ株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役会長:高田広章、以下、APTJ)のAUTOSAR仕様準拠の車載ソフトウェアプラットフォーム「Julinar SPF」の先行販売を開始しました。

「Julinar SPF」は、開発をサポートするパートナーソフトウェア企業を通して販売されます。サニー技研は、APTJのパートナーソフトウェア企業として、APTJへの開発技術者の協力及び出資により、人材、資金の両面からAPTJの活動をバックアップするとともに、APTJが目指す世界で戦える国産AUTOSAR BSWの普及に貢献します。

Julinar SPFとは

APTJを中心に、カーメーカー、Tier1サプライヤ、ソフトウェア開発ベンダーと共同で開発するAUTOSAR仕様(R4.2.2及びR4.3.x)準拠のソフトウェアプラットフォーム及びサービスの総称です。AUTOSAR Release 4.2.2をベースとしつつ、一部の機能(暗号化スタック、Ethernet関連)は、AUTOSAR Release 4.3.xに準拠する計画で開発を進めています。

Julinarロゴ

 

BSWモジュールおよびRTEジェネレータで構成されるJulinar SPFの正式販売は、2018年9月の開始を予定しています。開発成果の活用を早期に開始して頂くため、2017年11月から先行販売を開始することとなりました。

Julinar提供モジュール

 

サニー技研のJulinar SPFサポート

サニー技研は、車載通信エキスパート企業として、20年にわたり自動車メーカーやサプライヤへ車載組込みソフトウェアを提供しています。AUTOSARについても、2007年AUTOSARに加入後、基礎開発から応用まで幅広い実績と知見を持っています。

  • JASPAR国プロ推進ワーキンググループでのAUTOSAR BSW開発、実証検証への参画
  • 名古屋大学NCESとのAUTOSAR共同研究
  • 自社製品のAUTOSAR準拠オールインワンフレームワーク「CioRy」の開発・製品化
  • 海外ベンダーAUTOSAR BSWのユーザー製品への組込みなど

サニー技研では、Julinar SPF販売だけに留まらず、ユーザーアプリケーションの使い方に合わせた最適なインテグレーションのご提案やAUTOSAR導入のコンサルティング、Julinar SPFのカスタマイズサポートなど、ユーザーの困り事に合わせて最適なサポートをご提供してまいります。

APTJ株式会社について

海外AUTOSAR BSW製品に対抗できる国産SPFを開発・販売することを目指して2015年9月に設立。2015年9月の設立から3年間の計画で、AUTOSAR仕様に準拠した車載制御システム向けのSPFの開発を進めています。

Julinar SPFはAUTOSAR仕様に準拠しつつ、名古屋大学の研究成果や知見を活用した先進的な機能や実装技術により、機能安全規格、サイバーセキュリティ対策、マルチコアプロセッサに効率的に対応できることを目指しています。

APTJ株式会社については下記Webサイトにてご確認ください。
http://www.aptj.co.jp/

APTJロゴ