MicroPecker CANアナライザ ソフトウェアライセンスキット《S810-MP-SA1》
MicroPecker製品は、使用部品の生産中止に伴い、2026年9月末で販売を終了させていただきます。
長らくご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
製品保守(修理)サポートにつきましては、2028年3月末で終了とさせていただきます。
尚、保守部品が無くなり次第、製品保守(修理)サポートを早期に終了させていただきますので、何卒ご了承ください。
CANアナライザに機能拡張
MicroPeckerプラットフォーム機構

MicroPeckerの特長として、RAMモニタ、CANアナライザ、LINアナライザで使用するMicroPecker本体は共通仕様で設計されています。
そのため、用途に合わせて対応するGUIソフトウェアと接続ケーブルを切り替えるだけで、MicroPecker本体で1台でRAMモニタ/CANアナライザ/LINアナライザの製品を切り替えて使用することができます。
ソフトウェアライセンスキットは、MicroPecker本体に製品機能を追加するための、MicroPeckerライセンスとケーブルのセットとなります。
MicroPecker本体1台で複数の製品機能が利用可能

MicroPecker RAMモニタ/CANアナライザ/LINアナライザの各種の製品機能は、ソフトウェアライセンスキットとして追加購入が可能です。
MicroPecker本体に新しいライセンスを追加することで、1台の本体で複数の製品機能(例:RAMモニタ、CANアナライザ、LINアナライザ)を切り替えて利用できます。同時に2つの機能を使用しない場合などは、この構成で利用できます。
ソフトウェアライセンスキットにはMicroPecker本体は含みませんので、少ない投資で製品の拡張が可能です。
簡単なMicroPecker製品機能の切り替え

MicroPeckerの各製品機能の切り替えは、GUIソフトウェアで簡単にライセンス変更ができます。
切り替え操作を行うと、MicroPecker本体のファームウェアが自動的に書き換わります。MicroPeckerの接続ケーブルを変更することでスムーズに目的の製品機能として使用できます。
製品仕様
製品パッケージ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | MicroPecker CANアナライザ ソフトウェアライセンスキット |
| 製品型名 | S810-MP-SA1 |
| 同梱品[※] | ・MicroPecker用CANケーブル ・同期ケーブル ・保証書兼解説書 (MicroPecker CANアナライザライセンス) |

※:アプリケーションソフトウェア、ユーザーズマニュアルはWebページからダウンロードとなります。
MicroPecker用CANケーブル仕様
| 項目 | 仕様内容 |
|---|---|
| 信号 | CAN-Hi、CAN-Lo、GND ※Dsub9Pin コネクタを使用 |
| ケーブル長 | MicroPecker~ドライバユニット:150mm ドライバユニット~Dsubコネクタ:350mm 全長:500mm |
| シールド | あり |
オプション製品:CAN 1chクリップケーブル《S810-MX-CB1》
本製品をMicroPecker用CANケーブルに接続することで、ターゲットへの接続をDsub端子からICクリップに変更が可能です。
※本製品はオプション製品です。標準セットには同梱されていません。

| Clip Color | Function |
|---|---|
| Blue | CAN Hi |
| White | CAN Lo |
| Black | GND |
機能仕様
MicroPecker CANバスアナライザ仕様
| 項目 | 内容 | |
|---|---|---|
| マルチチャネル同期機能 | 対応チャンネル数 | 1CH/1台、MicroPecker最大6台までの同時接続が可能 |
| 同期機能 | モニタタイムスタンプ、送信タイミング、ログ再生送信タイミング | |
| モニタ機能 | タイムスタンプ分解能 | 1μsec |
| ロギング容量 | ロギング先のディスク容量に依存 | |
| トリガモード | フリーRUN、開始トリガ、終了トリガ | |
| トリガ条件 | 指定フレーム受信 | |
| ロギング出力先 | ファイル、画面上(最大40万レコード) | |
| ロギング書式 | テキスト(CSV)、16進数出力 | |
| RAMモニタとのタイムスタンプ同期 | 対応 | |
| 通信ボーレート | 簡易設定では、以下の4種類が選択可能 125kbps, 250kbps, 500kbps, 1Mbps 詳細設定では、プリスケーラや各セグメントの設定により、フレキシブルな設定が可能 | |
| シグナルモニタ機能 | シグナル設定数 | 64 |
| エンコード形式 | なし/物理値/論理値/BCD変換/ASCII | |
| モニタ中のシグナル表示 | 対応 | |
| モニタ中のグラフ表示数 | 1 | |
| シミュレーション送信機能 | 送信時間の分解能 | 1msec |
| 設定フレーム数 | 24フレーム(Remote受信運用時は、22フレーム) | |
| フレーム種別 | 周期送信、イベント送信、イベント周期送信 | |
| 送信周期 | 1ms~60000msの範囲で設定可能 | |
| 初回送信オフセット | 0ms~60000msの範囲で設定可能 | |
| 送信カウント | 0~1000回の範囲で設定可能(0は制限なし) | |
| イベント種別 | フレーム受信トリガ、キートリガ | |
| イベント検出後の送信Delay | 0ms~60000msの範囲で設定可能 | |
| 同一フレームの送信間隔保証期間 | 1ms~59999msの範囲で設定可能 | |
| シグナル送信 | 対応 | |
| ログ再生送信機能 | 送信時間の分解能 | 1msec |
| 先頭フレーム送信オフセット | 0ms~60000msの範囲で設定可能 | |
| ログ再生開始タイミング | モニタ開始、フレーム受信トリガ、キートリガ | |
| 転送モード | リピートモード、単転送モード | |
| バースト転送機能 | 1Frame送信 | 対応 |
| ログバースト送信 | 対応 | |
| ログ解析機能 | ゲートウェイ遅延解析 | ゲートウェイ対象フレームのゲートウェイ遅延時間を計測 |
| ゲートウェイメッセージ消失検出 | ゲートウェイで消失したメッセージの検出 | |
| ゲートウェイ滞留数ピーク値解析 | ゲートウェイ対象フレームをゲートウェイ側で保留したピーク値を計測 | |
| バス負荷解析 | 任意の単位時間あたりのバス負荷計測 | |
| シグナル解析 | 特定IDのシグナル値のトレース | |
| フレーム周期解析 | 特定IDのフレーム周期を測定 | |
| シグナル値変換によるログファイル出力 | 対応 | |